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欧米のイスラム・フォビア(嫌い)は許されない ―イランのヒジャーブ着用の強制に関連して

 イランでヒジャーブの着用の仕方で宗教警察にマフサー・アミーニーさんが死亡した事件によってイランのほぼ全土で抗議の声が高まり、抗議行動は3週目に突入した。抗議運動は、強権的手法でヒジャーブを強制したり、あるいは抗議行動を警察権力で抑圧した...
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徴兵制を拒否し、公正・平等を訴えた伝説の男 ―モハメド・アリ

 ロシアのプーチン大統領が部分的動員令を出したことに抗議行動が続いている。徴兵されても訓練もなく、大砲や戦車があるからと銃も与えられない兵士もいるそうだ。深作欣二監督映画の「軍旗はためく下に」(1972)では竹やりだけで突撃を命じられた兵...
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政治風刺が得意だった三遊亭円楽さんと、国民は風刺でたくましく生きる

 6代目三遊亭円楽さんが亡くなった。「笑点」で隣に座る年長の桂歌丸さんを「じじい、ハゲ、老い先短い」などと攻撃するなど、「腹黒」やキザ、衒学的なキャラクターで売っていたが、「腹黒キャラクター」は他のメンバーからも攻撃されることがしばしばあ...
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東エルサレム、ヨルダン川西岸を併合するイスラエルがロシアのウクライナ4州の併合を批判

「覚えていてほしいことがあります オリーブの枝をいつでも差し出していることを ちっぽけな枝と思う人もいるかもしれませんが 私たちが欲するのは敬意です ささやかな尊厳と敬う心これは高望みなのでしょうか」(村上春樹「IQ84」)  村上...
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さいとう・たかをと「大宰相」たち

 昨年亡くなった漫画家さいとう・たかを氏はイラン革命の指導者ホメイニ師は偽物だと『ゴルゴ13』の中で書いたらイラン政府関係者から抗議がきたこともあったそうで、いかに広く読まれているかがうかがえるエピソードだ。 高倉健の映画版「ゴルゴ...
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イエメンの人道危機をもたらしたUAEに防衛装備品・技術を移転する岸田政権

 27日付の日経新聞によれば、日本とUAE(アラブ首長国連邦)は「防衛装備品・技術移転協定」の締結に関して実質的に合意し、岸田首相は来日したUAEのハーリド・アブダビ執行評議会委員と会談し、この合意を歓迎したという。  映画『シャド...
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映画「1900年」が教えるファシズムの世界とイタリアン・ファシズム、ファシズムが台頭する世界

 今年はベニート・ムッソリーニ(1883~1945年)のファシスト党が1922年10月にローマ進軍を行い、政権を掌握してからちょうど100年に当たるが、イタリアではネオ・ファシストの政党「イタリアの同胞」による政府が成立する。また、ネオ・...
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ソフィア・ローレンの米寿と「二人のおんな」、「戦争に正義はない」

 ソフィア・ローレンが9月20日に米寿を迎えたというニュースに接した。今年ロシアがウクライナに侵攻し、ウクライナをロケ地にして戦争の悲劇を描いたビクトリア・デッシーカ監督の映画「ひまわり」が各地であらためて上映された。「ひまわり」はこのウ...
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大英帝国の無責任 ―最も親イスラエル的な立場をとるトラス首相の誕生

9月22日付のイギリスの『ザ・タイムズ』紙によれば日、トラス英首相は駐イスラエルのイギリス大使館をテルアビブからエルサレムに移転することを検討するのだそうだ。イギリスは従来エルサレムの帰属はイスラエルとパレスチナの協議にゆだねる立場だった...
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宮沢賢治と西域のブドウ

 「自分が真実から目をそむけて子どもたちに本当のことが、語れるのか。」 これは、詩人・童話作家の宮沢賢治の言葉だが、彼に現在の中国の新疆ウイグル自治区など西域を描いた作品があることはあまり知られていないだろう。 賢治の『小岩井農場(下書稿...
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