5刷になりました

武器ではなく命の水をおくりたい-中村哲医師の生き方-おしらせ
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Translation / 翻訳

 お蔭様で5刷になりました。中村先生の良心が広く伝わるようで嬉しく思います。

 TBS「報道特集」(「緊急取材 食料危機のアフガニスタン」2021年11月20日放送)を観ると、アフガニスタンは大変な人道危機にあるようです。

 国連WFP(国際連合世界食糧計画)は小麦、油の食料支援を行っていますが、現地担当者の話ではまだまだ不足しているという話です。WFPのアフガニスタン緊急支援窓口は下にあります。

アフガニスタン緊急支援 | World Food Programme
アフガニスタンの現状 タリバンがアフガニスタンの政権を掌握してから、信じられないような規模の人道的危機が、さらに複雑で深刻になっています。失業、現金の不足、物価の高騰により、アフガニスタンでは新たな飢餓層が生まれています。1530万人の国民が、十分な食料を得ることができていません。 国は経済崩壊の危機に瀕しており、現地...

 中村先生は「今ほど切実に、自然と人間との関係が根底から問い直されている時はない」と語りました。自然と人、さらに人と人の和解を探る以外、人間が生き延びる道はないという中村先生の主張は、いまの日本人が切実に傾聴すべきものだ。さらに人と人との信頼が本当の意味で自らを守り、その手段は武力ではないという言葉も日本外交の教訓と言えます。

ノンフィクション作家の澤地久枝さんは中村哲医師との共著のあとがきの中で次のように述べています。

過去の政治の産物である多数難民が日常生活へ、ふるさとへ戻る道。働いて生きてゆける道を切りひらくこと。その最大緊急の前提として、沙漠化した農地に水を引くこと。山岳国家アフガン全土で、農地をとりもどす可能性をさぐる必要があろう。ことはアフガン一国の問題のようだが,おそらく地球環境の未来にもかかわっている。

『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る』(岩波書店)

 アフガニスタンの深刻な干ばつは日本人にも無縁な問題ではないと思います。ペシャワール会の入会・寄付の窓口は下にあります。

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おしらせ
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