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「私たちは無意識のうちに、選別してはいないだろうか」 ーウクライナ侵攻をめぐる欧米の「二重基準」に冷ややかな中東イスラム諸国の人々

「あなたは誰のためにどのくらい、涙を流しているだろうか。私たちは無意識のうちに、選別してはいないだろうか。」 -モンズルル・ハック(Monzurul Huq:プロトム・アロ東京支局長)金子淳訳「流す涙の量は同じか 「青い目」でない難民は今...
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「子供の十字軍」とカティンの森の悲劇

 「子供の十字軍」は、ドイツの詩人・劇作家ベルトルト・ブレヒトの作品で将来の平和を求めてポーランドから行進を開始する子供たちが遭遇する出来事がつづられている。日本語の訳を行った長谷川四郎氏(1909~87年)はソ連に抑留されて強制労働に従...
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ゲルニカの詩と霊魂によって裁かれるスーダンの軍事指導者たち

 スーダンの内戦はスーダン軍トップのアブドルファタハ・ブルハン氏と、準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」のモハメド・ハムダン・ダガロ司令官の権力闘争で、二人ともスーダン内政の主導権の獲得を目指している。スーダンの民主化の理想とはほ...
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ヨーロッパ・ルネッサンスに影響を及ぼしたアラベスク

 植物や抽象的な曲線などが絡み合うアラベスクは、小アジアのヘレニズムの職人が生み出したとされるが、西暦1000年頃にムスリム職人によって様式化が進み、イスラムの装飾文化にとって不可欠なものとなっていった。イスラムの宗教的な理由から人物、鳥...
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ロシアの脅威を表現した「フィンランド賛歌」が伝える世界平和へのメッセージ

 アメリカの歌曲「This is My Song」の歌詞はアメリカの詩人ロイド・ストーン(1912~1993年)によって1934年に作られたもので、日本でもよく知られているフィンランドの作曲家シベリウスの交響詩「フィンランディア」の一部を...
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鎮魂と平和への願いを込めた「我が心のアランフェス」と自由への希求

 1936年から39年まで継続したスペイン内戦は、民主的に選出された人民戦線(共和国)政府と、国内の反乱軍、また国外のドイツ、イタリアというファシズム勢力との衝突であった。戦場における死者の数は10万人から15万人、またファシズムの反乱軍...
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ヨーロッパに伝わったイスラムの庭園文化

 ヨーロッパのガーデニングの起源はペルシア(イラン)であったと考えられている。その起源は、キュロス大王の時代で、池や水路を設け、プラタナスやイトスギを、また果樹ではブドウ、モモ、ザクロ、ナシ、デーツ、イチジクなどを植え、ジャスミンで庭園に...
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第3の被爆地を生むな -死んだ人たちの嘆きのためにだけ生きよ(原民喜)

遠き日の石に刻み砂に影おち崩れ堕つ 天地のまなか一輪の花の幻  この原爆に関する4行詩は美しい言葉で綴られている。作家の原民喜は、原爆投下の惨状をメモした手帳を基に『夏の花』(1947年)を書いたが、「原子爆弾の惨劇のなかに生き残っ...
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カトリック神父がエルサレムのイスラムの聖地の防衛を訴える

「被造物の間の差異は外的な形に由来する。人が内なる意味を理解したとき、そこには平和がある。おお、存在の精髄よ! イスラム教徒、ゾロアスター教徒、ユダヤ教徒の間に差異が生ずるようになったのは、観点の違いのためである。」―井筒俊彦訳『ルーミー...
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トルストイ、ビートルズが否定した帝国主義は戦争を起こす

「自己防衛の口実の下に(攻撃はいつも強国からひき起こされるにもかかわらず・・・巨大軍事力の国家の召使どもは弱い民族にたいしてありとあらゆる悪事をおかす、彼らにはこうするより他に手がないとうそぶいて」 -トルストイ『ハジ・ムラート』 ...
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