「~スタン」はペルシア語の接尾辞で「~が住むところ」「~の国」という意味だ。1980年代後半、日本のバブル期の景気拡大によって、町工場が多い八潮市を含む埼玉県東南部では、人手不足が深刻になり、外国人労働者を受け入れざるをえなくなった。現在「ヤシオスタン」とも形容される八潮市には150人ぐらいのパキスタン人たちが暮らしている。バブルが崩壊しても日本に住み続けたいと思うパキスタン人には中古車販売業に従事するようになった人が少なからずいた。中古車のオークション会場がある八潮市に住むパキスタン人の8割から9割が中古車販売業に従事すると見られるほどだ。2017年の日本の中古車輸出先ではパキスタンは4位、またパキスタンは日本と同様に自動車は左側運転なので、その意味でも日本の中古車はパキスタン市場に向いている。日本車は壊れにくい、耐久性があるなどの理由で人気があり、新車販売の日本車の占有率は100%なのだそうだ。
パキスタンやアフガニスタンを訪ねると、日本語の文字やロゴをそのままに走る中古車が多いことに気づくが、まさに二束三文で売られるような日本の中古車でもパキスタンなど発展途上国では数倍の値段で買い手がつくことになる。パキスタン人たちは、自動車だけでなく、自転車、バイク、フォークリフトにまで手を広げ、八潮市や周辺の野田、越谷、また東京の足立区などにある中古車のオークション会場には日本人よりもパキスタン人が多いとも見られるほど、滞日パキスタン人の間では中古車販売が盛んになっている。
八潮市でパキスタン・レストラン「カラチの空」を営むパキスタン人のザヒッド・ジャベイドさんは、日本人の特徴を誰もが時間やルールを守り、真面目に仕事をして、列をつくる、ウソをつかないことなどを例に挙げ、イスラムの教えを実践しているのは、パキスタン人ではなく、日本人のほうだと語る。また、日本は平和で、自由で、女性の人権もよく守られているとも観察する。ジャベイドさんは、八潮に住むパキスタン人たちに日本のマナーも教えた。

https://twitter.com/chiepyon0522/status/1010185085050486784 より
そうは言っても、ジャベイドさんは、イスラムの相互扶助の教えを大事にするかのように、東日本大震災の後、被災地の福島県広野町にカレーやチャイ(お茶)を届けに出かけた。ジャベイドさんは、八潮市に住むパキスタン人たちが親しみをもてるように、パキスタン最大の都市で、多様な民族が住む「カラチ」の名前を前の経営者から引き継いだ。金曜礼拝が終わった昼食時にパキスタン人の客が多くやって来て混み合うように、「カラチの空」は、八潮や周辺のパキスタン人たちのコミュニケーションの場ともなり、また日本人向けに料理をアレンジすることなく、パキスタンの味を維持しながらも、日本人の客も次第に増えている。「カラチの空」はまさに共生の街、八潮を象徴するかのようだ。https://www.huffingtonpost.jp/…/yashiostan_n_17449452.html

マトンコルマ
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110205/11020803/
アイキャッチ画像はパキスタンでは日本車に日本語ステッカーを貼るのがトレンド→まさかの店名が使用されてて思わず苦笑い
https://togetter.com/li/842660

https://twitter.com/mako_551/status/1086579782228226049
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