「昇る太陽」の国 -日本

日本語記事
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Translation / 翻訳

 新春のご来光を拝まれた方もいらっしゃると思います。


 『昇る太陽』はエジプトの政治家ムスタファ・カーミル(1874~1908年)が日露戦争開戦直後に著した日本紹介書でした。イギリスからのエジプトの完全独立を達成するには日本から教訓を得ようというのが彼の考えでした。「昇る太陽」という表現にはエジプト独立への期待や希望が込められ、明治期の日本の発展の秘訣が日本人の愛国心と、それを支える教育、政治、経済などの諸制度にあると考えました。

猫なら、しそうです。
http://aruto2008.blog69.fc2.com/blog-entry-1642.html

 イランの詩人の中で日本のことを最初に詠んだのはホセイン・アリー・タージェル・シーラーズイーでした。彼もまた日露戦争の直後につくった『ミカド・ナーメ(天皇の書)』の中で、立憲体制下の日本が世界に新しい光を投げかけ、長い無知の暗闇を駆逐したと日本を賛美した。彼は次のように日本を称賛しています。 東方からまた何という太陽が昇ってくるのだろう。 眠っていた人間は誰もがその場から跳ね起きる。 文明の夜明けが日本から拡がったとき、 この昇る太陽で全世界が明るく照らし出された。  長くヨーロッパ植民地主義の進出に苦しめられたイスラーム諸国・地域では、ヨーロッパに伍していくほどの発展を遂げた日本に対して称賛や畏敬の念が生まれました。

迎春
http://image.excite.co.jp/…/p2m/sanpo/2009/02/270523_1.jpg

 帝政ロシア出身で、後に東京ジャーミィ(モスク)の初代イマーム(礼拝の導師)になるアブデュルレシト・イブラヒムは、1909年2月から6月にかけて日本に学ぼうと最初の訪日を果たしました。  彼は日本人の印象について次のように語っています。 「イスラームの教えの中にある多くの賞賛すべき道徳が、日本人には自然に備わっている。清潔さ、羞恥心、忠誠、信頼。特に寛大さと勇気とは日本人においえてあたかも天性のようである。」(『ジャポンヤ イブラヒムの明治日本探訪記』岩波書店、2013年)187頁)

 イスラームの教えの中には「弱者救済」という考えもありますが、日本の難民受け入れにはひじょうに厳しいものがあります。それでも、難民を雇用する企業が現れ始めています。真摯に働く姿は他の社員たちの刺激となったり、会社に活力を与えたりしているのだそうです。 https://news.careerconnection.jp/?p=17293

安田さんの主張されることはもっともだと思います。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/44/2952735fce650daa6dd98db188a800a4.jpg?fbclid=IwAR1Lmlt-x1kPY_WirZltunIRBRIyt4hKRaXr3VP2pr9WbAS-E6MOdj1Iq2c

 日本が世界の困窮する人々を支援する姿勢、明治期の日本のように国際社会でもっと知られてほしいと思います。
アイキャッチ画像は福山田尻の ”だるま朝日”
http://ushi1227.exblog.jp/11296963/

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