一昨日は「建国記念の日」だったが、アフガニスタンに行くと、よく聞かれるのは、日本とアフガニスタンの独立記念日が同じであるという発言だ。アフガニスタンは1919年にイギリス支配を脱し、8月19日に独立を宣言した。何を根拠に独立記念日が日本と同じというのかはまったく不明だが、この「迷信」もアフガニスタン人の日本に対する親近感を表すものだろう。

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日本は、アフガニスタンに侵攻したイギリス、ロシア、アメリカと戦ったという国という点でも、アフガニスタン人の対日感情は良好らしい。その点はドイツもまったく同じなのだが、静岡県島田市で医療活動を行うアフガニスタン人医師のレシャード・カレッドさんはアフガニスタンで評判がいいのは復興に一番真摯に取り組んでいる日本とドイツだと語っていた。
また、アフガニスタンでは「世界で一番頭がいいのは、日本人とドイツ人だ」という声にも接することがある。その理由はアフガニスタンを走る日本の中古車の多さを見てもうかがえる。アフガニスタンの人々は日本の中古車に日本語のロゴをそのまま残して走っているが、その理由は日本車であることを誇るためだ。日本人はそれほど古くならないうちに車を手放してしまうが、アフガニスタン人はそれこそボロボロになるまで使いこなす。

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中村哲医師のアフガニスタンの砂漠の緑化事業も日本の優れた治水技術をアフガニスタンの現地の人々にアピールするものだろう。横浜市立大学の坂智広教授が中心になってアフガニスタンとの共同研究で乾燥や病気に強いコムギの開発が行われている。開発や実用化が軌道に乗れば、途上国ではパンを主食にする人が多く、世界の食糧事情に貢献するに違いない。
https://www.jst.go.jp/…/case/biological_resources_3.html

入れ歯の製造売り
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アフガニスタンの地元の建設会社大手ハリーロッドは、日本の無償資金協力による復興支援事業などに関わりながら技術力を磨いてきた。ハリーロッドのアブドゥル・アズィーズ社長は、「日本企業と一緒に仕事をした経験は、私たちの技術、品質を高め、維持することに大変役立った。道路舗装、建設、労働管理、仕上げなど、学んだことを数えればきりがない。」と語った。
(抜粋、朝日新聞「GLOBE」より)http://globe.asahi.com/feature/091207/side/07.html
アイキャッチ画像は
東京タワーの建設現場
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