ロシアのウクライナ侵攻に見られるように、不寛容がまかり通る時代だからこそ優れた文学者や詩人の作品に表れ、また為政者や宗教者などが歴史において表出した寛容や慈愛、共存、共生の精神を知ることに意義があるように思われます。異なる個性を受け入れた時代に人間社会の進歩や発展がありました。排除や排斥からは何も生まれず今のウクライナのように暴力や破壊しかもたらされません。古代ギリシア文明を学んだイスラム、またイスラムの学問的業績の上にルネサンスを開花させたヨーロッパ、世界の素晴らしい文明は互いに刺激し合い、受容することで成立、発展してきました。環境問題やコロナなど全人類的課題はプーチン大統領が強調するような愛国主義ではまったく克服することができません。今こそ世界は先人たちの共存の知恵や工夫、精神を学び、知り、実践する時だと思います。
すべての宗教は、同じ一つの歌をうたっている 相違は幻想にすぎない ールーミー

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