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イスラエル・パレスチナの共存を訴えるナタリー・ポートマン

 米国の女優ナタリー・ポートマンが初めて監督した作品「愛と暗黒の物語(A Tale of Love and Darkness)」(2016年)は、イスラエル国家が成立した1948年から49年にかけての第1次中東戦争前後のイスラエルの作家ア...
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イスラムとユダヤの共存の歴史を教えるカイロ・ゲニザ文書

 エジプトでは、アラビア語は8世紀より行政上の言語であったが、宗教や文化の分野ではそれ以前から用いられていた。1896年にカイロのベン・エルザ・シナゴーグ(ユダヤ教寺院)で発見された「カイロ・ゲニザ文書」は主に11世紀から13世紀の地中海...
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戦争への抵抗ールイ・アラゴン「幸せな愛などない」

 平和こそが 戦争犯罪人を膝まずかせ 自白するように 余儀なくさせる そして犠牲者たちとともに 叫ぶのだ 戦争をやめろ    ―ルイ・アラゴン(フランスの作家・詩人:1897~1982年)「平和の歌」より   反核兵器の詩「にんげん...
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ウクライナ ―国民的詩人が寄せる平和への希求

わたしが死んだら葬ってほしいなつかしいウクライナのひろびろとしたステップに抱かれた高い塚の上にはてしない野のつらなりドニエプルも切り立つ崖も見わたせるように哮(たけ)り立つとどろきが聞こえるようにドニエプルの流れがウクライナから 敵の血を...
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不正に対する抵抗のシンボルの歌-「サクランボの実る頃」

 全国各地で桜の満開が伝えられるようになった。桜は万葉集などで無常を表すものとして詠まれてきた。 世間も常にしあらねばやどにある桜の花の散れるころかも(世の中も無常であるがごとく、桜の花もこうして散っていくものだ。) 「サクラ...
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地中海と紅海を結び世界平和に貢献しようとしたスエズ運河

 エジプトのスエズ運河は、海運や地政学上重要な世界の「チョークポイント(締められることで、苦しむポイント)」である。  この運河は、空想的社会主義者のアンリ・ド・サン=シモン(1760~1825年)の思想的影響を受け、産業を中心とし...
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平和を願う「ターン、ターン、ターン(Turn, Turn, Turn)」と戦争の被害に遭う人々に勇気を送るサーディーの詩

「ターン、ターン、ターン」は旧約聖書の「伝道の書(コヘレトの言葉)」3章の一節からの出典でピート・シーガーがメロディーをつけたもので、バーズがカバーして全米NO1ヒットとなった。 愛するための時があり、憎しむための時がある戦争の時が...
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キャパと「難民の時代」

 ロバート・キャパ(1913~54年)はハンガリー・ブダペスト生まれのユダヤ人で、17歳の時にハンガリーのホルティ・ミクローシュのファシスト政権の打倒を考えていた人物とされたことで、ドイツ・ベルリンに移住してドイツ政治大学(Deutsch...
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ビートルズに平和を説いたバートランド・ラッセル

「善き人生とは愛によって触発され、知識によって導かれるものだ」―バートランド・ラッセル(イギリスの哲学者:1872~1970年)  この言葉に影響されて作られたのがビートルズの「愛こそすべて/All You Need Is Love...
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2023年のノウルーズ(新年) ――ノウルーズ、おめでとう

ノウルーズ、おめでとう! ノウルーズは、イラン(ペルシア)がイスラム化する以前から行われていた行事で、ゾロアスター教の暦に基づき、3000年の伝統をもつとも言われている。  おおよそノウルーズは日本の春分の日に相当する...
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