本の紹介
アフガニスタンで用水路を建設するなど支援活動を行っていた中村哲医師は、人々に生活手段を与えることこそ平和をつくることと考えていました。アメリカなど欧米諸国は戦争で平和をつくると考えましたが、戦争で平和をつくれないことはアメリカの「対テロ戦争」開始後、テロがかえって増加したことでも明らかです。人は食べることができれば、戦いに身を投ずることなどしません。中村哲医師の生き方を通じて、世界はどうしたら平和を実現することができるかを考えてみました。若い世代には中村哲医師の考えを通じて世界に目を開き、その理想を継承してほしいと願っています。