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今求められるのは、国家至上主義ではなく国際協調主義 -尾崎行雄

 ロシアのプーチン大統領のウクライナ侵攻、またアメリカのトランプ大統領のイラン核合意からの離脱ややエルサレムへの米国大使館移転などは、国際協調を無視した自国ファーストの考えで、このような国家至上主義では中東や東欧など世界の平和を築くことは...
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現在の中東の悲劇をもたらしたサイクス・ピコ協定

 シリア内戦、パレスチナ問題、「イスラム国IS」の台頭など現在の中東オリエント世界の混乱をもたらしたのは、英仏が帝国主義的野心をあらわにしたサイクス・ピコ協定であると言っても過言ではない。この秘密条約は、1916年5月16日に締結された。...
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世界的な課題への取り組みは米国に追随するだけでは不十分

 共同通信の記事によれば、中国人民解放軍系のシンクタンク「中国国際戦略学会」の軍幹部が2015年5月5日、自民党の高村正彦副総裁ら超党派訪中団に「米中の新たな形の大国関係の中で、米国の後だけについていくのなら日本に未来はない」と述べていた...
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平和の尊さを訴えた早乙女勝元さんと戦争の非人道性を忘れない

「東京大空襲・戦災資料センター」の開設に尽力するなど戦争の悲惨さと平和の尊さを訴え続けた作家の早乙女勝元さんの著書『東京大空襲』(岩波新書)には「私は・・・名もなき庶民の生き証人を通じて、“皆殺し”無差別絨毯爆撃の夜に迫る。話すほうも、き...
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日本とペルシア(イラン)をつないだ陶芸家

 陶芸家の加藤卓男氏(1917~2005年)は、古代ペルシア(現在のイラン)陶器に魅せられ、日本文化とペルシアなどオリエント文化との融合に情熱を注いだ。1973年 イラン・パフラヴィー(パーレビ)王立大学付属アジア研究所に留学し、ペルシア...
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アフガニスタン -かつては女子大生も多く、宗派対立もなかった

 昨年9月30日に、カブールの学習塾で自爆テロが発生し、53人が死亡し、負傷者は110人に及んだ。このテロはISによるものだった。ISはこの学習塾がシーア派の、民族的にはハザラ人の子女が多く通うという理由でテロの標的にした可能性が高い。ハ...
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ネオナチとヘイトクライムは要らない ―人間性とは、人間同士が互いに異なった個性をもつ人間であることを認め合うことである

人間性とは、人間同士が互いに異なった個性をもつ人間であることを認め合うことである ――ハンナ・アーレント 紀伊国屋書店のページより  ロシアのプーチン大統領はウクライナからナチスを一掃すると言って侵攻を始めたが、ネオナチはロシ...
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「天使のハンマー」とエネルギーのロシア依存を減らす「幸運」

 「天使のハンマー」はピート・シーガーとリー・ヘイズによって書かれたフォークソングで、ワシントン大行進の際にも歌われた自由を希求する歌だ。日本ではPPM(ピーター・ポール&マリー)の歌などで知られている。 もしも私がハンマー...
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マルコ・ポーロもヨーロッパに伝えたシルクロードのルビー -アフガニスタン・バダフシャーン

 アフガニスタン北東部のバダフシャーンはラピスラズリの産地だが、ルビーも現在に至るまで産出されている。バダフシャーンはシルクロードの要衝にあり、東西にはヨーロッパと中国、また南北にはインドと中央アジアのステップを結ぶ文明の十字路ともいうべ...
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ヴァスコ・ダ・ガマの「大航海」はイスラム、キリスト教、ユダヤの協力で可能だった

 「ムーア人」と呼ばれたムスリムたちは8世紀、北アフリカから船で現在のポルトガルやスペインに到達し、後(こう)ウマイヤ朝を創始した。多くのクリスチャンの住民たちがイスラムに改宗し、10世紀までにイベリア半島の住民の半分はムスリムになったと...
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