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悪党どもは子供たちを殺した ―ネルーダの怒りとウクライナ戦争

 ある朝 まっ赤な火が 大地から吹き出して すべてのものを なめつくした そのときから 戦火が燃えあがり そのときから 硝煙がたちこめ そのときから 血が流れた 悪党どもは空の高みからやってきて 子供たちを殺した 街じゅうに 子供たちの血...
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「7時のニュース/きよしこの夜」 ー平和への祈り

 ロシアのウクライナ侵攻以来、戦争の悲惨な様子がニュースで伝えられるようになった。サイモンとガーファンクルの「7時のニュース/きよしこの夜」は平和と反戦への祈りが込められ、アメリカの反戦歌の一つとされ、「List of anti-war ...
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プーチン大統領を国際刑事裁判所の被告にしよう

 昨年2月26日付のAPの記事は、国際刑事裁判所(International Criminal Court: ICC)のカリーム・カーン検察官(イギリスの弁護士、国際法専門家、パキスタン系)がロシアによるウクライナ侵攻を注視していることを...
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ブッシュ元大統領によるロシアのウクライナ侵攻批判と、プーチンの国家承認は断じて認められない

 昨年2月24日、ジョージ・W・ブッシュ元大統領は自身のホームページで、ロシアのウクライナ侵攻を非難し、下のように述べている。  ロシアのウクライナ攻撃は第二次世界大戦後最も深刻な安全保障上の危機をもたらしています。私は挑発的で、不...
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ウクライナ侵攻の背景 ―ロシア帝国主義のイデオロギー(パン=スラブ主義)

 ウクライナ戦争を行うプーチン大統領はスラブ派の政治家と言われている。彼の前任者のエリツィン元大統領は欧米に接近し、ユダヤ系の新興財閥が次々と誕生、莫大な富を収めるようになり、チェチェンなどでは独立への動きがあった。プーチン大統領の行動様...
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ムガル朝のコスモポリタン的性格を表わすタージ・マハル

 インド・アグラ(アーグラー)にあるタージ・マハルは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン(在位1592~1666年)が愛する妻ムムターズ・マハルの記憶を永遠に留めるために1632年から53年までの長きにわたって建立した墓廟で、イスラム...
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「文明の衝突」への疑問と宗教による平和構築

 「文明間の衝突」はハーバード大学教授サミュエル・ハンチントンが1993年に論文で発表した政治理論で、冷戦後の世界は東西対立というイデオロギー対立が消滅するものの、宗教に基づく文明間の対立が顕著に見られていくというものだった。ハンチントン...
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冷戦時代、ロシアに反戦を訴えたスティング

 23日、ロシアのプーチン大統領は、「祖国防衛の日」に際して核戦力の増強を訴えたが、これは日本の被爆者たちの核軍縮の想いに逆行するものであることは言うまでもない。1991年にソ連邦が崩壊した時、核兵器の抑止の上に成り立っていた冷戦が終結し...
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ウクライナ戦争に知恵を与えるカタルーニャの「鳥の歌」

 明日でロシアがウクライナに侵攻してから1年が経つ。ロシアのプーチン大統領は、侵攻に先立って2月21日、親ロシア勢力が支配するウクライナ東部の2州の独立を承認した。プーチン大統領の「ウクライナという国家は存在しない」という論理は、イスラエ...
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欧米の価値観よりも食べることのほうが大事 ー中村哲医師が語るアフガニスタン

 一昨年8月にタリバンが政権奪取後のアフガニスタンの社会経済が安定しない。一つには、欧米の価値観に合わないタリバン政権に対して、アメリカ・バイデン政権がアフガニスタンの資産の凍結を全面的に解除しないことがある。バイデン政権とすれば、アメリ...
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