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チャップリン『独裁者』のヒューマニティーと映画『戦場のピアニスト』

「私は皇帝になりたくない。支配はしたくない。できれば援助したい。ユダヤ人も黒人も白人も。人類はお互いに助け合うべきである。他人の幸福を念願としてお互いに憎しみあったりしてはならない。世界には全人類を養う富がある。人生は自由で楽しいはずであ...
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稲森和夫さんの利他の心と「耐える勇気」の平和理念」

 京セラや第二電電(現在のKDDI)の創業者だった稲森和夫氏は、リーダーとして人の上に立つ人は思いやりの心を持たなければならない、「利他の心」があることがリーダーの必須条件だと説いた。私財を投じて稲盛財団を創設し、毎年、芸術や思想の各分野...
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すべての宗教は、同じ一つの歌を歌っている。相違は幻想と空虚に過ぎない ―ルーミー

 旧統一教会によるいわゆる霊感商法による被害は韓国やアメリカにはなく、日本を中心に起きているが、その背景には日本が堕落したエバ(イヴのこと)の国で、アダムの国である韓国に資金を調達するなど仕えなければならないという考えがあるらしい。集団結...
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フランツ・カフカのシオニズム批判

 イスラエルでは、昨年11月1日に総選挙が行われ、イスラエルでは3年半の間に実に5回の総選挙が行われた。イスラエルは少数政党が乱立する比例代表制で、多数にわたる総選挙はイスラエル政治がいっこうに安定していないことを表している。  選...
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ナタリー・ポートマンが語る「ホロコースト」とヘイト・クライム

 イスラエル出身のハリウッド女優ナタリー・ポートマンは2015年8月26日付の「インディペンデント」にホロコーストについて語った。ホロコーストについてそれを思い起こし、犠牲者に対する敬意を払うことは重要だが、「憎悪」はいつの時代にも存在し...
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緒方貞子さんの教訓 ―国民の関心や圧力がもたらした日本のアフガン難民の受け入れ拡大

 2022年8月26日の閣議後の記者会見で葉梨康弘法務大臣は、一昨年8月のタリバン政権再成立以降、日本に避難民として逃れてきたアフガン人143人の難民申請を受け、133人を難民として認定したことを明らかにした。133人のうち98人はカブー...
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中村哲医師 ―「剣によって立つ者、必ず剣によって倒される」

「中村哲が14年に渡り雑誌『SIGHT』に語った6万字」と題するサイトは、中村哲医師がアフガニスタンでの実践から得られた政治・社会観を2002年から9年に渡って語った言葉を紹介している。  その一部を引用すると、「政治権力を...
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やなせたかしさんが説く「絶対的正義」と「積極的平和主義」

 漫画家のやなせたかしさんは次のように語っていた。  「アメリカにはアメリカの“正義”があり、フセインにはフセインの“正義”がある。アラブにも、イスラエルにもお互いの“正義”がある。 つまりこれらの“正義”は立場によって変わる...
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戦争の楽観主義は悲劇を招く ―戦争は終わらせるのが難しい

 アフガニスタンでの対テロ戦争を開始するに際して、アメリカのブッシュ大統領は自信に満ちた表情でその勝利を誓った。アメリカの楽観主義は、その圧倒的な軍事力と、自らの動機が正義であるという「確信」によって裏付けられている。しかし、そうした楽観...
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「さとうきび畑」と比嘉恒敏(こうびん)さんの人生は沖縄の歴史だった

 沖縄戦をモチーフにした有名な「さとうきび畑」は1964年にシャンソンを歌うために沖縄を訪れた石井好子さんに伴奏で同行した寺島尚彦さんがその時の体験をもとに1967年に作詩・作曲したものだった。寺島さんは公演の間に沖縄戦の跡地を訪れる。そ...
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